まちのコウモリ

児童書(こども)

投稿日:2007年7月26日

中川雄三写真・文 ポプラ社 2007 1200円

夕暮れのあかね空をひらりひらりと飛んでいるアブラコウモリ。
傘みたいな翼、柔らかな毛におおわれた体、とがった歯を持つコウモリは、空を自由に飛びまわれる唯一のけものです。
高層ビルがたちならぶ大都会や多くの人が行きかうネオンの街にも、コウモリは住んでいます。ビルや橋げた、学校の校舎など、建物の狭いすき間がコウモリの住みか。昼間は眠って過ごしますが、日が沈むと、たたんでいた翼を大きく広げて、建物のすき間のねぐらから夜の空へと飛び出します。そして大好物の蚊や羽虫などを捕らえて食べるのです。
意外に私たちの身近にいるコウモリの暮らしをページいっぱいの写真で紹介した知識の絵本です。
児童書おすすめの一冊。小学校低学年向き。
紹介:調布市立図書館 児童担当

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