『サド侯爵の生涯』
投稿日:2011年8月26日サディズムという語源として有名なサド侯爵ことマルキ・ド・サド。
スキャンダルな事件を起こし、人生の半分を牢獄や精神病院ですごしたサド侯爵。
その中で生み出したインモラルな作品の数々。
貴族の家に生まれ、何不自由なく暮らしてきた彼ですが、
なにひとつ満たされてなかったことに気づきます。
初めての入獄で、自分の性的嗜好が世間では受け入れられず、
犯罪として扱われることを知ったサド侯爵はリベルタンとして生きることを決意します。
そこから彼は性の反逆者としてだんだん開花していきます。
釈放されたものの彼の作品が原因で再び入獄させられたり、
精神病院に送られたりします。彼はその中でペンを通し毒を吐き続けます。
彼は本当にそこまでの悪人だったのか・・・
のちに名を残す著書を生み出す怪物作家マルキ・ド・サドの生涯を書いた一冊。
読書会おすすめの一冊。
紹介:アカデミー愛とぴあ