「私たちの読書会が薦めるこの百冊」の発行に際してのご挨拶をいただきました
投稿日:2006年10月25日この度、、図書館ブログでは、市内読書会の皆様から本のご紹介を頂けることになりました。
読書会とは、市内図書館・分館で活動をしている生涯学習団体で、40年近く活動している団体もあります。
まず最初は、この度発行される「私たちの読書会が薦めるこの百冊」の発行に際してのご挨拶を、「アカデミー愛とぴあ」代表の金澤 敬様からお寄せいただきました。
「私たちの読書会が薦めるこの百冊」発行に際し
アカデミー愛とぴあ 代表 金澤 敬
本を読む習慣が身につけば必ずその人生の栄養となり、量の多少はその人生の豊かさを左右します。
水は生命の綱であり、水ほど不思議なものはない。山も田も家も橋も押し流す猛威を振う。優しいのも恐ろしいのも水。雪霰、霜や氷が解ければ同じ谷川の水であり、読書は人生の水とも言えます。
藤原正彦著の「国家の品格」の中に述べているように一日に一頁でも読む、行間を読む。四十年近くになるであろう「アカデミー愛とぴあ」の十六もの読書会は、図書館開館以来、図書館を利用し、月例読書会を開き、感動した本、多くの人に読んで欲しい作品を温めていた。
調布市立図書館開館四十周年を機に、評論家でもなく専門家でもない謙虚な会員の意に沿って、編集委員会を立ててこの小誌を出す事に至った。
それは図書館があり、職員の真摯と情熱に支えられた賜物の他はなく、その恩返しと感謝の一端でしかない。
国内には調布市のような読書会活動と生涯学習団体の盛んな市町村はなく、一に調布市立図書館の名が挙げられ、生涯学習の基範と称されるに至っている。
アカデミー愛とぴあは「人から学び、本から学ぶ」事を大切に、更に活動の道を歩み続けたいと思うと同時に、これからも一層のお力を注いで戴きたいと思います。