About

このページは、2011年11月24日 09:14に投稿された記事 ハスの花の精リアンです。

ひとつ前の投稿は 山のトムさん-ほか一篇- です。

次の投稿は ピッグル・ウィッグルおばさんの農場 です。

他にも多くの記事があります。 メインページ や 一覧 もご覧ください。

※ご注意※

書籍の画像につきましては、便宜上「アマゾン」のサイトのものを使用しております。

ご希望の書籍がございましたら、図書館をご利用いただくか、調布市内の書店をご利用ください。(市内書店の検索は「ちょうふどっとこむ」からどうぞ)

ハスの花の精リアン


チェン・ジャンホン作・絵 平岡敦訳 徳間書店

2011年 1800円


 むかし,ローおじさんという漁師が,湖の小さな木の舟にひとりで住んでいました。
 ある日,見知らぬおばあさんの頼みをきいたローおじさんは,お礼に種をもらいます。それを湖の浅瀬に植えると,たちまち芽が出て,葉が広がり,大きなハスの花が咲きました。
 その晩,ハスのつぼみからリアンという小さな女の子が現れます。リアンが持っていたハスで触れると,ローおじさんの舟も服もりっぱになり,おいしいごちそうまで出てくるのです。それからというもの,リアンは毎日日暮れどきになるとハスの花から出てきて,おじさんの生活を助けてくれました。
 ところが,欲張りな王さまの娘タンがその噂を聞きつけ,リアンをつかまえるためにローおじさんを牢屋に入れてしまいます。リアンはおじさんを助けるため,ひとりでお城にかけつけますが…

 「むかし,あるところに」で始まり,ハスの花から現れた小さな女の子が活躍する不思議な物語は,昔話を思わせます。ひとりぼっちだったローおじさんと小さなリアンとの絆がほほえましく,読後は心があたたかくなる一冊です。

 作者のチャン・ジャンホン氏は中国出身でパリに移住して活躍している画家です。ほかに『ウェン王子とトラ』『この世でいちばんすばらしい馬』(どちらも徳間書店)があります。どの作品も中国の伝統的水墨画の手法を用いており,大きな画面いっぱいに描かれた絵には迫力があります。

児童書おすすめの一冊。小学校低学年向き

紹介:調布市立図書館 児童担当

■ 『ハスの花の精リアン』を図書館で探す ■

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://book.chofu.com/MT/mt-tb.cgi/125