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このページは、2011年08月25日 23:45に投稿された記事 丘はうたう 改訂です。

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丘はうたう 改訂


マインダート・ディヤング作 モーリス・センダック絵 脇明子訳

福音館書店 2011年 1500円


 1981年に出版され,その後絶版となっていた『丘はうたう』が,改訂,復刊されました。

 3人兄弟の末っ子のレイは,家族と一緒にトウモロコシ畑がどこまでも続くアメリカの田舎に引っ越してきました。姉のシャーリーと兄のマーティンは学校に通い,毎日学校へ行く道すがら,トウモロコシ畑の中でインディアンごっこをしたり,小川で空き缶の船を浮かべたりして遊びますが,まだ学校へ通っていないレイは,昼間はトウモロコシ畑でひとり遊びをしてすごしていました。

 そんなある日,レイはトウモロコシ畑の中でトラクターのわだちを見つけます。わだちの先は丘の上へと続き,その丘のてっぺんは柵にぐるりと囲われ,柵の中には1頭の大きくて白い馬がいました。はじめは馬を怖がっていたレイですが,お腹をすかせている様子の馬に持っていた棒つきキャンディーやりんごをやり,それから毎日馬に食べ物をやりに行くようになります。それはレイだけの秘密になるのですが…。

 広大な景色が広がるアメリカの農場を舞台に,子どもたちの冒険がみずみずしく描かれています。『かいじゅうたちのいるところ』の作者モーリス・センダックによる繊細な挿絵も物語の世界を更に広げてくれます。子ども時代の気持ちを失わず,何よりも子どもの気持ちを大切にしてくれる両親の存在が魅力的で,いつまでも忘れられない一冊になることでしょう。

児童書 おすすめの1冊 小学校高学年から

紹介:調布市立図書館 児童担当

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