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このページは、2010年03月25日 17:48に投稿された記事 靴を売るシンデレラです。

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靴を売るシンデレラ


ジョーン・バウアー著  灰島かり訳
小学館 2009年 1575円


 主人公ジェナは16歳の女の子で,自分の容姿に自信がありません。父親のアルコール依存症で両親が離婚,妹はモデルを目指す美女,大好きだったおばあちゃんはアルツハイマーの症状が進行するなど,ジェナの悩みは尽きません。

 ジェナはグラッドストン靴店でアルバイトをしており,靴を売ることにかけてはとても優秀な店員で,お客様ひとりひとりにぴったり合う靴を心をこめて売っていきます。

 夏休みがきてジェナは,靴店の女性社長の運転手としてテキサスまで行くことになりました。旅を続けていく中で、ジェナは社長のおかれている状況を知ることになります。社長の息子であるエルデン副社長は、粗悪品である靴の販売を推進し,さらに会社をライバル店に売却することを企んでいたのです。そのことを阻止しようと奮闘している中で、素晴らしい出会いを経験しますが…。

 靴を売る才能でジェナは社長に見込まれて運転手として雇われ、さらに自分で考えて行動していくことで社長のアシスタントとしての地位も築いていきます。ジェナが成長していく姿がユーモアたっぷりに描かれていて,楽しく読むことができます。

 どんなときでも希望を捨てない一生懸命な姿は,読者に勇気を与えてくれます。青春物語でありながら「靴」を売る仕事の哲学を,自分の仕事に置き換えることができ,大人になってからも読みたいと思わせる作品です。

児童書おすすめの1冊 中学生向き

紹介:調布市立図書館 児童担当

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