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このページは、2009年09月25日 17:49に投稿された記事 グリーンフィンガー-約束の庭-です。

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グリーンフィンガー-約束の庭-


ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳
さ・え・ら書房 2009年 1700円


 主人公のケイトは、文字を読んだり書いたりすることが不得意で、そのコンプレックスから学校が好きになれず、問題を起こしてばかりいました。そんなケイトのため、家族はロンドンから田舎町へ引っ越すことにします。ところが引っ越し先は荒れ果てたひどい家でした。ケイトのお父さんが自分で修理をやってみたいという理由で、住むことに決めたのですが、お父さんは大工仕事にまったくの素人で、家の修理はなかなかうまくいきません。このことをきっかけに、両親の口ゲンカが増え始め、お母さんは家計を支えるために、田舎の家を離れ、ロンドンで仕事を続けることにします。

 ケイト自身も田舎暮らしを嫌っていたのですが、ウォルターというおじいさんに出会い、変わりはじめます。ウォルターの畑を手伝ううちに、植物に興味をもち、植物を育てる楽しさを知ります。ある時、自分たちの住む家が、かつてウォルターが暮らしていた家だと気づき、そこに美しい庭が広がっていたことがわかります。「庭がほしい」と言っていたお母さんのために、ケイトは庭の手入れをはじめます。

 少しずつ庭が手入れされ、輝きをとりもどしていく様子、庭の手入れを通じて、ケイトが自分自身を見つめ直し成長していく姿が丁寧に描かれており、先へ先へと読むことができます。

 物語のタイトルになっている「グリーンフィンガー」は、植物を育てることが上手な人をさします。ケイトはグリーンフィンガーになれたのでしょうか。

児童書おすすめの一冊。高学年から

紹介:調布市立図書館 児童担当

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