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このページは、2009年05月27日 22:22に投稿された記事 リンゴの丘のベッツィーです。

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リンゴの丘のベッツィー


ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作 多賀京子訳 佐竹美保絵

徳間書店 2008年 1680円

 赤ちゃんの時に両親を亡くしたベッツィーは,父方の大おばさんに引き取られ,大おばさんと大おばさんの娘のフランシスおばさんに大切に大切に育てられてきました。フランシスおばさんは,ベッツィーの困っていることを何でも知っていて,悩みを聞いてくれるのでした。

 ところが,ベッツィーが9歳になったある日のこと,思いもよらないことが起こったのです。大おばさんが重い病気にかかり,ベッツィーの世話ができなくなってしまったのです。

 ベッツィーは,アメリカバーモンド州の田舎に住む母方の親戚に引き取られることになりました。そこには母方の大おばさんと大おじさんと2人の娘であるアンおばさんがいて,犬や猫もいました。

 ベッツィーは,自然豊かな農場で厳しくも温かい家族の中で暮らすうちに,「もしアンおばさんだったら,どうするだろう。」と自分で考え行動し,苦境を乗り切り自立した少女へと成長していきます。

 1917年に出版されて以来,世代を超えて読み継がれてきたアメリカ児童文学の名作です。
 日本では1950年に「ベッチィ物語」(中野好夫・中村妙子訳 評論社 調布市立図書館では所蔵していません。)として翻訳されましたが,長い間絶版となっていました。

 本書は1950年版と訳の雰囲気は違いますが,一人の少女が今までとは違った環境の中で成長し,自分らしさを取り戻していく様子が伝わってきます。
 また,子どもへの真の愛情とは何かを教えてくれます。昔子どもだった大人にもおすすめの1冊です。

児童書おすすめの一冊。小学校低学年以上。

紹介:調布市立図書館 児童担当

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