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このページは、2007年06月25日 10:10に投稿された記事 サリーおばさんとの一週間です。

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サリーおばさんとの一週間


ポリー・ホーヴァス作 北篠文緒訳 偕成社店 2007 1470円


 「両親が一週間の海外旅行に出ようとしていた矢先,留守中の三人の子どもの面倒をみてくれるはずだったベビーシッターが病気になってしまいます。代わりの人はみつからず,頼りとするライラ伯母さんもあいにく旅行中です。
 子どもたちのパパにはもうひとりサリーというカナダに住むお姉さんがいますが,サリーに頼むのは問題外だとパパは言います。でも最後にはママがパパを説得し,サリーおばさんに来てもらうことになって,子どもたちは初対面のサリーおばさんと一週間のお留守番をします。外見も言動も型破りのサリーおばさんは,毎晩子どもたちにおもしろい話をしてくれて,こどもたちはおばさんが大好きになります。」
                          (訳者あとがきより)

 サリーおばさんの語るお話は,おばさんの子ども時代の体験で,大家族のなかで起こったわくわくするようなエピソードからぞっとするような隣人の話,トロルや魔女が登場する怖い話など本当か嘘かわからないようなお話ばかりですが、子どもたちはすっかり引き込まれてしまいます。そして最後の夜におばさんが語ったのは,おばさんの弟である子どもたちのパパとの苦い思い出でした……。

 風変わりなおばさんのユーモラスな語り口に引き込まれながら,結末で明かされる子どもの嫉妬心がまねいた悲しいできごとと,それを子どもたちへのメッセージとする明るい展望にさわやかな感動をおぼえます。単純なハッピーエンドではありませんが,子どもたちの力でサリーおばさんとパパとの関係が修復しそうな今後が期待できる結末です。

児童書おすすめの一冊。小学校高学年から中学生向き。

紹介:調布市立図書館 児童担当

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